飲食や居眠りで罰金?!意外と厳しいドバイメトロのルール・マナーまとめ
2017年10月1日
ドバイメトロはドバイの主要地域や人気の観光地を通っていて、地元民や観光客にとってなくてはならない存在です。乗り方や運賃体系もシンプルでわかりやすいのですが、意外な落とし穴がありました。
それはルールが細かく設定されていることです。例えば飲食や居眠り、乗り過ごしなど日本ではよくあることもドバイではNG。しかも知らなかったや間違えてしまったでは済まされず、罰金が科せられるという厳しさ。
ドバイメトロを利用する前に規則をしっかりと理解して、無駄なトラブルや出費を抑えるリスク管理も海外旅行では必須です。
マナー
これを違反したからと言って罰金になるわけではありませんが、公共交通機関を利用する際のエチケットです。日本と変わらない、当たり前のことですね。
■押さないでください。
■パーソナルスペースを尊重してください。
■ホームに沿って移動してください。
■道は譲り合ってください。
■乗車の際はドア付近に立ち止まらずに車内中まで進んでください。
■他の利用者が全て降りてから乗車してください。
持ち込み荷物の規則
乗客1名に対して車内に持ち込める荷物は2つまで、大きさは81cm x 58cm x 30cm以内の荷物と55cm x 38cm x 20cm以内の荷物がそれぞれ1個ずつです。
また、荷物は各車両にある荷物専用スペース(luggage area)に置きましょう。
ルール・規則でやってはいけないこと
罰金AED100(約3,000円)
■禁止区域内への侵入。
女性子供専用車両に男性が乗車したり、ゴールドクラスのノルカードを持っていないにも関わらずゴールドクラスに乗車することも禁止されています。
■乗客用でない場所に立ったり座ったりする行為。
■席に足を置く行為。
■他の利用者への迷惑行為・妨害行為。
■飲食が禁止されている場所での飲食。
車内では飲食が禁止されています。ガムはもちろん、水一滴ですらNGです。
■盲導犬以外の動物を持ち込み。
■エレベーターやエスカレーターを不適切な方法で使う行為。
■公共交通機関に飛び乗ったり登ったりする行為。
■移動中にドアを開け乗車・降車しようとする行為。
■危険物や他の利用者の迷惑になる物を持ち込む行為。
罰金AED200(約6,000円)
■運賃を支払わずに公共輸送機関に乗車する行為。また、料金の支払いが必要な場所に料金を支払わずに入場する行為。
ノルカードの残高不足や誤って目的地を乗り過ごしてしまった場合もこれにあたる可能性があるので十分に注意してください。
■ノルカード(切符)の提示を求められた際の提示の拒否。
■他人専用のノルカードの使用。
■期限切れのノルカードの使用。
■無効のノルカードの使用。
■事前の許可なしにノルカードを販売する行為。
■販売行為・宣伝行為。
■スタッフの指示に従わない、またはスタッフを妨害する行為。
■標識に記載されている指示に従わない場合。
■ゴミのポイ捨てや唾を吐き出したり等、公共サービスの清潔さを損なう行為。
■喫煙。
■運転手への運転の妨害。
罰金AED300(約9,000円)
■睡眠が禁止されている場所での睡眠。
待合所や車内での睡眠は禁止されています。誤って車内で眠って目的地を通り過ぎてしまい、寝過ごした先の駅で駅員によって起こされ罰金処分になったという前例もありルールはかなり厳しいものです。
罰金AED500(約15,000円)
■偽造ノルカードの使用。
■アルコールの持ち込み。
罰金AED1000(約30,000円)
■武器・鋭利な道具・可燃物などの危険物の持ち込み。
罰金AED2000(約60,000円)
■公共交通機関やその施設・サービス区域の物品の損傷または破壊。
■必要のない場面で安全装置を使用する行為。
緊急事態でない場合の非常口の使用もこれにあたります。
罰金AED100~1000(約3,000~30,000円)
■メトロユーザー用の駐車場に許可された期間以上駐車すること。
一日あたりAED100~最大でAED1000の罰金になります。
車両のクラスについて
ドバイメトロは3つのクラスに分けられています。5両編成でそのうち端の1車両はゴールドクラス、もう1車両は女性子供専用車両、他の3車両が通常車両となっています。
ゴールドクラス |
通常車両よりラグジュアリーで空いているので快適に過ごすことができる。運賃は通常車両の倍。 |
女性子供専用車両 |
女性と子供専用で、男性は乗車不可。ベビーカーやバッグ置き場もあり。運賃は通常車両と同じ。 |
通常車両 |
女性・男性共に乗車可。運賃も一番安いが混みあうことが多い。 |
上記ルール・規則にもあるように、通常クラスのノルカード(切符)なのにゴールドクラスに乗ったり、男性が女性子供専用車両に乗ってしまうと罰金AED100(約3,000円)が科せられます。
ホームの乗り口や車内にも目印の標識などあるので間違わないようにしましょう。
まとめ
日本では電車内で居眠りしている光景はよく目にしますがドバイでは罰金とはびっくりしました。ただ、そのような規則がなかったとしても防犯目的で海外の電車内で居眠りはしない方が良さそうです。
様々な文化や宗教が共存する国際都市ドバイがきれいに保たれているのは、このような厳格なルール・規則があってこそ。「郷に入ったら郷に従え」という通り、ドバイに行ったらドバイのマナー・ルールをしっかり守って楽しい旅行にしてください。
※記事中の料金は1AED=30円で計算しています。
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